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水餃子とレッスン
23日と26日に水餃子のレッスンを行いました。
日本で餃子といえば焼き餃子のことを指しますが、中国では餃子といえは水餃子を指します。
水餃子は焼き餃子の皮よりも厚くてモチモチの皮。中に肉や海鮮や野菜、色んな素材の餡を入れて包んでから、お湯で茹でて食べます。
タレはあちらでは黒酢だけ、そこに少し醤油を足したりして食べたりするのがポピュラーなようです。レッスンではお手軽醤というつけダレをご紹介しています。
(このタレは水餃子だけでなく、大根餅や唐揚げにも合います)
水餃子の本場、北京など中国北方は寒冷地なのでもともと小麦粉が主食の地域。
モチモチの皮が主食、中身の餡がおかずにあたり、(ご飯とおかずが一緒になっているようなもの)日常的に作って食べられているものです。
春節の前の大晦日には、家族総出で水餃子を沢山作り、茹でて食べる年越しの習慣もあります。
かなり前になりますが、北京でアメリカの大統領も訪れたことのある(写真が飾ってありました)水餃子の美味しいレストランに行った事があります。
そこでガラス越しに水餃子を包んでいるところを見学したことがありますが、麺棒で1度に2枚ずつ皮を伸ばし(5秒で!)、包む餡の種類ごとにグループに分かれて物凄いスピードで餡を包んでいました。まさに職人技で、感心しながら見たのを覚えています。
餡の種類もトマトと卵、ラム、ファンネルの入ったものなど実に多種多彩でした。
日本には美味しい焼き餃子が沢山ありますが、実は私たちが食べる焼き餃子はラーメンと並んで、日本で発展した日本料理ともいえるもの。
中国では前夜に作って茹でた水餃子が残ると茹で直しでは美味しくないので、焼いて食べるようですが、中国人にとっては"焼き餃子"というと連想するのはそれ。(勿論来客には出せないですね。)
この認識の違い、なかなか面白いですね。
実はあちらにも鍋貼(ゴーティエ)という、焼き餃子に似たものがありますが、日本のものと違い皮を完全に閉じずに、焼く際に餡のお肉の香りが漂うように成形します。
家庭料理というより屋台の料理で、日本の焼き餃子とは形がちょっと違うものです。
レッスンの話に戻ります。
水餃子はモチモチの生地で(茹でても伸びないためにこの皮の生地を作る時には秘訣があります)厚めの皮を作ります。焼売の皮よりは厚めなので伸ばしやすいです。
包み方は何種類かありますが、当教室でお教えしているのは、私の師匠から習ったもの。
左右両側にヒダを寄せます。ヒダを中心で交わるように作り、中心が今の季節。中心の右側が次の季節、左側が過ぎた(去年)季節を表します。
ヒダを作る際の指の動かし方が少し難しいので、生徒さん達は最初は悪戦苦闘されますが、中盤以降になると段々慣れてきます。
少しずつコツを掴んでヒダを上手に寄せられるようになり(上手く出来る頃に終了間近なんですよね)
これ、なかなか楽しい!という声をお聞きすると、こちらもホッと😅します。
忘れないうちにお家でも復習して作って頂けると良いですね。
水餃子はそのまま食べる以外にもお鍋に入れたり、スープに入れても良く、色んな食べ方があります。
26日の生徒さんはおでんに入れてみるそうです。
今度いらした時に感想をお聞きしようかと思います。
お家でも時々作って、色んな食べ方で楽しんで頂けると良いですね。
今月もご参加頂きましてありがとうございました。
焼売レッスン
明けましておめでとうございます
2024年、辰年🐉を迎えましたね。
元旦の能登半島の地震にはびっくりしました。
我が家はおせち料理をゆっくり食べて年賀状を眺めてから、近所の神社に初詣。
ちょうど帰宅したところにこのニュースが飛び込んで来ました。
1年で1番寒い折。
お正月を家族や親族集まって楽しんでいたところを急な地震に襲われ、被災された現地の方々には
心からお見舞いを申し上げます。
少しずつでも落ち着いて過ごせる日常が戻ってきますように。
(海上保安庁の飛行機とJAL機の衝突事故で、亡くなられた方々のご冥福をお祈りします。)
先程おせちと書きましたが、我が家は(チャーシューを除き)純和風のおせちです。色々内容を変えてみたりした事もあるのですが、最近は落ち着きました。
そしてお正月気分を切り替えではないですが、昨日は久しぶりに邱先生の台湾料理の教室へ行ってきました。
今回は粉物オンパレードでした。
野菜まん(柳葉菜包)、胡麻団子(甘いスープに団子を入れた上海風)、台湾風パンケーキ。
野菜まんは私の師匠にも習いましたが(成形も同じ)餡は胡椒の味が効いていてなかなかしっかりしたお味でした。この餡は精進ですが、そのままご飯のおかずにもなりそう。豚肉など足せば焼きそばにも合いそうです。
胡麻団子は揚げるのも美味しいけれど、スープに入れて食べるのも美味しいと思います。
この2つはまだメニューの中に挙げておりませんが、今年はメニューの中にご紹介していきたいなと思っています。
台湾風パンケーキは初めて食べるお味。
よくあるふわっとした生地とは違い、しっかりした生地で、噛み締めるとごま油の風味がしました。
餡を挟んで食べます。
こちらはもう少し試作研究し、豆花、豆乳スープなどと並んで一緒に台湾朝ごはんシリーズの一環としてご紹介したいなと思っています。
今年は更に美味しくて作りやすい点心をご紹介したいと張り切っております。
それに合うお料理なども合わせてご紹介出来ればと思っています。
本年もどうぞ宜しくお願いします🙇🏻♀️
年内最後のレッスン
昨日は年内最後、ごまあんまん(チャーシューのお土産とレシピ付き)のレッスンでした。
ごまあんまんは昨年師匠から習ったもの。中身は黒胡麻がたっぷり入ったあんこ、皮の生地(表)に月餅印章というハンコを押してお正月にふさわしく、見た目もめでたい雰囲気に仕上げます。
簡単な包餡の仕方もありますが、折角の機会なので肉まんの包み方で習いたいという事でしたので、肉まんの包み方でレッスンしました。
蒸しあがったごまあんまんはふっくらと大きく仕上がりました。6種類のハンコの中からお好きなものを選んで頂き、生地の表にハンコを押して出来上がり。
このまま冷凍して、お正月にお出しになりたいようです。
チャーシューはいわゆる港式(香港スタイル)の本格的なチャーシューをご紹介しました。
お渡ししたものはお肉屋さん推薦の銘柄豚の肩ロースを使っています。お味が気に入って頂けると嬉しいなと思います。
今年から始めた点心のレッスン、最初はどうなるか、ちゃんと生徒さんにわかりやすく伝えられるか緊張しながらのスタートでした。
文化センターに続いて6月には個人レッスンもスタートし、なんとかここまで無事に続けて来る事が出来ました。
お教室に足を運んで頂きました生徒の皆さまには
大変感謝を申し上げます。
来年はメニューも増やし、オリジナルな点心もご紹介出来ればと張り切っておりますので、
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
マーラーカオのレッスン
昨日はマーラーカオのレッスンでした。
私の教室でお教えするのは私の師匠から習った黒糖とココナツ生地の2種類のレシピ。
実はマーラーカオは他でも習った事があるのですが、師匠のレシピで作ったマーラーカオは冷めてもしっとり。一旦冷凍し、解凍しても変わらずしっとりと美味しい😋あまり他ではみない生地。
マーラーカオの生地は蒸し立てはふんわりしていても時間が経つとパサパサになりやすいのですが、それを克服する為にかなり工夫して考え出されたレシピのようです。
昨日いらした生徒さんはマーラーカオにご家族との特別な思い出があるそうで、この機会に作り方を覚えて家でも作りたいと張り切っておられました。
黒糖の生地とココナツ生地、材料はもちろんですがふくらし粉の種類が違ったり加えるタイミングも違うのでレシピの詳しい説明から入りました。
生地を混ぜて作業は順調に完了。
自分で作った生地はお持ち帰り頂きご自宅で蒸して頂くので、教室では私の作ったものを試食して頂きました。
ココナツの方は食べた事が無く、始めて食べる味だとびっくりされていました。
帰宅されてから早速夜に蒸して頂いたようで(生地は冷蔵庫で暫く寝かせる)
作れぽ写真も送って頂きました。黒糖のマーラーカオは蒸したてがとても美味しかったとの感想を頂きました。ココナツの方は少し生地が割れたそうですが、私からのアドバイスを聞き、また数日内にトライしてみる!との事でした。
お身内にも差し上げたいとのこと。
喜んで頂けると良いですね。
(上の写真は試食した生地。下は生徒様が作られたもの)