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学びの日々…
先日、都内の有名な山西省の麺料理のお店に伺いました。
習った麺は猫耳(マオアール)という、イタリアのオレキエッテに少し似ている小さな麺と、涼麺。他の一品は白菜の黒酢炒め。
猫耳は私も作りますが、薄力粉でなく今回は強力粉で作っているせいか、食感がかなりモチモチでした。
一番興味があったのは涼麺。材料は片栗粉。(他の粉で作る事もあり。)
どのように作るのか興味津々👀で先生の手元を見守りました。
中国は各地に色々な麺料理がありますが、山西省は内陸にあって、米の代わりに元々小麦粉が主食の地域。色々な麺料理があります。
刀削麺やビャンビャン麺など、最近は日本でも食べられるお店が増えていますよね。
麺の作り方に加えて、今回は涼麺と白菜の黒酢炒めの絶妙な黒酢使いが印象に残りました。
黒酢を効かせたタレは、酸味が効きながらもきつすぎず、シャープな爽やかさを感じました。さっぱりしていながら後を引く旨みもあってバランスが絶妙。美味しかったです。
ツルツルと食べてしまいました。
昔は氷など手に入りにくかったこともありますが、身体を冷やすのを嫌う中医学の影響もあって
冷たいものをと取る代わりに黒酢の爽やかな酸味で涼味を感じていたそうです。
酢には食欲を増す効果もあるので、一石二鳥でしょうか。
最近の日本の夏は本当に暑い💦ので、夏のお料理にもっと上手に黒酢を取り入れたら良いのかもしれません。
黒酢は、コウリャンや餅米など原料によっても味わいが変わり、黒酢が上手く使えたら中国料理の達人への第一歩と言われます。
白酢ほど酸味が強くないので、酢の物が苦手な方でも、黒酢の効いた炒め物などだったら食べやすいかもしれません。
麺の事、黒酢使いなど色々勉強になった1日でした。
(涼麺。本当に見た目が涼し気。)
※ 今レッスンのメニューにある炸醤麺の他に猫耳、担々麺など、麺のお料理もいずれお教室にてご紹介したいと思っています